厚生労働省の元幹部が襲われた事件(年金テロ事件)を考える。

中野と埼玉で厚労省の元幹部が襲われるという事件が2件相次いだ。
しかも本人だけでなく家族も巻き込み襲われるという凄惨な事件。
1件は夫婦とも刺殺。もう1件は妻が重傷。

詳細は以下↓
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081119k0000m040131000c.html

手口などが似ていることから、
ニュースでは年金問題絡みの連続テロの疑いありとどのチャンネルを回しても報道されている。

同じ省庁の幹部を連続して狙うというのは非常に珍しいとのこと。

政府首脳は
「日本は民主主義国家なのに許せない、卑劣な事件であり断固として許せない」
との公式見解を発表。

個人的な感想は以下。

個人的な遺恨の原因が組織化されて今回の事件になったのではないか。
単独犯とは思えないのだ。

少し過激な意見となるかもしれないが、
世論を反映させたとして喜んでいる人、よくやった!と称賛する人も多いのではないだろうか。
正直、「ざまあみろ・・」と心の中で思っている人は多いと思う。

ただ、単独ではできないから、そっちの筋やあっちの翼を使ってヒットマンを使ってうっぷんを晴らした系の事件ではないかと考える。

もし単独で実行するならよっぽどの情報量と行動力がないとできない。

「現役幹部が悪いのではない、”あの時”の幹部が悪いのだ・・」と一見そのように見える事件。
年金問題はここ最近表面化したが、
その当時を鮮明に掘り返して責任は誰かを追求してターゲットにした。
しかも家族を巻き込んで。
一見すると、恨みとその清算を理論化してターゲットは誰かを明確化した上での実行。

しかし、
あまりに分かり易すぎる。
同じ手口、同じ省庁の元幹部、家族を狙う。

年金給付問題で生活が逼迫している1人の人間が起こせる事件とは思えないのだ。
果たして、自分の明日の生活が困っていて、少なくとも年金を受け取りたかったと思っている一般市民が
元政府高官のターゲット、さらにはその家族まで狙うという行動まで出るだろうか。

しかも、このタイミング。
2件続けて敏速すぎる。

今回の事件は単なる前章であり、政府に対するある種の”声”なのか

この事件は年金問題を抱えている厚労省元幹部を襲った
これまでの厚労省のズサンな対応の歴史があり、役人は思い当たるフシがあり戦々恐々としている。

もちろん、法律的にはこういった形での清算は許されない。
家族を巻き込むというのは人道的にも同じく許されない。

しかし前述のとおり、世論的な反応はどうなのだろう。
年金ほか様々な問題を抱えている日本。
世論の思いが鋭利な刃物となって永田町を襲った事件。

年金問題は多くの人をある意味、多くの人を”殺人”し続けていると思う。
明日のカネ、生活費ががないためになくなく生きるという道を失っている人は多い。
が、政府は殺人罪には問われない。
当たり前だが、法を犯しているわけではないからだ。

しかしながら、今回の事件は犯罪である。
国の威信を傷つける事件であり、ためあらゆる手段を尽くして犯人探しをするだろう。
でも1人の犯人、実行犯を捕まえても対処療法でしかしかない。

経済状態が微妙な中、凶悪犯罪は相変わらず後を絶たないが、
不謹慎ながらこのような事件は続くのではないか、と個人的には考えている。

自殺する政府高官、家族が殺される元役人。
東大を出てエリート、スペシャリストと言われて一見華やかな人から羨まれるような人生を歩んでいるように見える彼ら。
幸せなのだろうか。
幸せなはずがない。

歪んだ日本。
大丈夫なのか。
大丈夫ではない。

自分自身、それから大事なものは自分で守るしかない。

それが今のこの国で生きていく術。

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